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家づくり・現場の様子
2021年6月1日
こんにちは!
今回は新築現場における役所等の現場検査についてお話します。
簡単に着工してから完工するまでの検査の流れを紹介します。
配筋検査→中間検査・躯体検査→外装検査→完了検査
まずは配筋検査です。コンクリートで基礎を作るときに予め鉄筋を組んでいきます。この鉄筋が正しく組めているかを確認するのが配筋検査になります。この検査はJIO(日本住宅保証検査機構)が行います。引き渡し後の住宅の保証を付ける上で必要な検査です。役所には必要箇所の配筋写真を提出することになります。ちなみに↓が配筋後の様子です。
次に役所による中間検査とJIOによる躯体検査です。こちらは検査内容は同じで、柱や梁等の接合部に必要な金物が正しく付いているか、筋交いや耐力壁が必要な位置に設置してあるか、防蟻工事は完了しているか等を確認します。間違いがあればその場で指摘があるので、すぐさま是正するようにします。問題なければ役所から中間検査合格証が発行されます。↓はJIOによる躯体検査の様子です。
続いてはJIOによる外装検査です。こちらは雨漏りしないように適切な施工がされているかを確認します。特に外壁を貫通するパイプや換気ダクトの周りに正しく防水処理がされているかは重要なポイントです。下の写真のような感じです。
雨漏りは建物にとって重大な瑕疵になるので、雨が侵入する可能性がある箇所はしっかりと防水処理をしなければいけません。
最後に役所のよる完了検査です。こちらは建物が仕上がってから最後に行う検査です。図面通りの施工になっているか、給気口や火災報知器等は正しく設置されているかなどを確認します。
このように大事なポイントで検査を実施することで、欠陥住宅にならないようにします。安心・安全な住宅を建てる上でも第三者による検査は重要になります!