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中庭のあるお家のメリットデメリットと注意点!

2020年11月13日

こんにちは!アトリエ・クラッセ 広報企画部です^^

一軒家を建てる時に、楽しみの一つが”庭”ですよね!
普通の外に面した庭もいいですが、今回は自分のお家に囲まれた空間の”中庭”についてです。
家族だけの広々とした空間の中庭、あこがれますよね…♪
中庭を作ることによるメリットとデメリット、中庭を作るときの注意点についてお話します^^

中庭の形は主に3種類

中庭は、建物の内部につくられた、屋根のない庭のことです。
私がイメージしたのは、四方を囲まれたロの字型の中庭ですが、主に3種類の形があります。

ロの字型

四方を建物にかこまれていて、外とは接さない形の中庭。
プライベート感が強く、一般的な形です。

コの字型

建物の壁がコの字になっていて、3方を囲まれた庭のこと。
外からの視線は遮りつつ、開放感もある中庭です。

L字型

2辺が建物に面している庭のこと。
プライベート感は落ちますが、開放感があり、間取りもつくりやすい中庭です。

建ぺい率

建ぺい率は土地面積に対する建物の占有面積の割合を指します。

中庭と建ぺい率
  • 中庭があることで建ぺい率に影響することがある。中庭が屋根のない部分であれば、建ぺい率には含まれないこともある
確認
  • 計画段階で建ぺい率を確認し、中庭の設置が法規制に適合しているかを確認することが重要

屋根

中庭の屋根は、設置しない場合が多いですが、部分的な屋根を設けることもあります。

メリット
  • 雨や直射日光を避けるために、部分的な屋根を設けると快適性が向上する
デメリット
  • 屋根を設けると、通風や採光に影響が出ることがある

中庭のメリット

まずは中庭のメリットから!
見た目もですが機能的にもメリットが大きいのが中庭です^^

中庭のメリット①プライベート空間になる

普通の庭と違って、家に囲まれた形なので外でありながらプライベート空間をつくることができます。
中庭の形にもよりますが、四方囲まれた形だとよりプライベート感が増しますよ^^
特に市街地だと道行く人の視線が気になるので、中庭の方が使い勝手がよかったりします。
夏場の子どものプールや、洗濯物も外の人に見られる心配がないので安心です♪

中庭のメリット②防犯性が高い

中庭の形にもよりますが、道路に面している庭と比べると防犯性は高いです。
こちらも四方囲まれた形だとより防犯性が増します。
庭からの侵入は多いので、その点でも安心感が高いですね!

中庭のメリット③光や風を取り込みやすい

中庭は、家の向きや狭さに関係なく、自然光を取りこみやすいです。
北向きの部屋だと光を取り込みにくいですが、中庭に面して南向きの窓を取り入れれば、光が入りやすく快適な空間になります^^

また、中庭の窓を開けることで風も通りやすくなり、部屋全体に風を送り込むことができます。
中庭の場合、窓を開けていても外からの視線が気にならないのでいいですよね!

中庭のメリット④小さなおうちでも取り入れやすい

普通の庭を作るとなると結構敷地が必要ですが、中庭の場合小さな空間でも作ることができます。
植栽をしたり、飾り物も置いておくとインテリアとしても映えますし、前述したとおり光や風も取り込みやすくなり、利便性も良いですよ^^

中庭のデメリット

メリットだらけの中庭ですが、もちろんデメリットもあります。

中庭のデメリット①建築費用が高くなる

中庭をつくると、家の外壁や角が増えてしまう為、工事費用や建材費が余分にかかります。
また、照明や給排水設備も入れる場合、その費用もかかってきますね。
中庭をつくった場合、つくらない場合の見積もりを出してもらって比較すると分かりやすいです。

中庭のデメリット②断熱性能が落ちる可能性がある

こちらは確実ではないですが、一般的に窓の数が増えると断熱性能は落ちる傾向にあります。
それによって、暖房や冷房の効きが悪くなる可能性もあり、電気代がかさむ心配もあります。
ですが断熱性能を落とさない工夫のしようはあるので、設計士に相談してみましょう。

中庭のデメリット③リビングが圧迫される

先ほどメリットで狭い空間でも作れると書きましたが、部屋の狭さや動線を加味すると生活を圧迫する可能性もあるので、考慮が必要です。
生活スペースを十分に確保できているのであれば問題なく設置できるでしょう^^

中庭をつくる時の注意点

実際に中庭をつくるとなった時に、注意した方がいいポイントをご紹介します!

家事動線を意識した中庭

中庭の位置によっては、メリットである採光や通風の恩恵が受けられないという面もありますが、主婦(主夫)にとって大事な家事動線も意識するようにしましょう。
特に洗濯物を干す場合などは注意が必要です。
使いやすい中庭をつくるためには、生活した後のイメージが大切!
部屋の真ん中をぐるりと回らなければいけない間取りだと、生活してから不便を感じやすくなるかもしれません。
なるべく具体的にイメージしながら、設計士と話してみましょう。

間取り

中庭(パティオ)を含む間取りは、住宅の中心または一部に空いた空間として設計されます。

設置場所
  • 家の中央、片側、L字型やコの字型の間取りの内部
用途
  • 自然光や通風の確保、プライベートな屋外空間
メリット
  • 室内に光を取り入れ、開放感を演出。家族やゲストのためのプライベートスペースとして利用可能

風水

風水における中庭は、気の流れやエネルギーのバランスに影響を与える要素とされます。

配置
  • 家の中央に中庭を設けると、家全体に良い気が流れやすくなるとされる
植物
  • 健康的で緑豊かな植物を置くことで、ポジティブなエネルギーを引き寄せる
  • 水の要素(噴水や池)を取り入れると、さらに運気が向上すると考えられている

窓の位置や大きさ

中庭のメリットである採光や通風を最大限活かすために、窓は重要です。
窓の大きさによっては、耐震性や断熱性に影響を与えたり、採光や通風の恩恵を十分に受けられない場合があります。
窓の大きさや、位置、数については慎重に検討していきましょう。

排水場所の確保

中庭といっても”外”なので、雨や雪が降ればそこに溜まってしまいます。
排水場所の確保は必須なので、ロの字型の場合は特に注意しましょう。
また、中庭に使用する床材は水はけのいいものにしておくと、雨が降った時も乾きが早くて安心ですよ^^

平屋

平屋の中庭は、すべての部屋が中庭に面している設計が可能です。

メリット
  • 部屋から直接中庭にアクセスでき、すべての部屋に自然光と通風を取り入れやすい
デザイン
  • 中庭を中心に配置し、家全体の開放感を高めるデザインが一般的

ウッドデッキ

中庭にウッドデッキを設置することで、快適な屋外リビングスペースを作り出すことができます。

素材
  • 天然木材、人工木材(樹脂デッキ)
用途
  • 中庭を中心に配置し、家全体の開放感を高めるデザインが一般的
メリット
  • 見た目が美しく、温かみのある空間を提供。メンテナンスが比較的容易

まとめ

中庭の設計や利用方法は、個々のニーズやライフスタイルに合わせて最適化することが重要です。

 

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