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リフォーム・リノベーション
2022年8月29日
こんにちは、設計の大橋です。
今回は私が担当したリノベーション物件をお話したいと思います。
目次
打合せの段階でお施主様からは下記のような要望がございました。
リフォーム前の家の玄関が広かった点とご家族も多いことから、玄関近くに収納を大きく取り、そのままリビングにアクセスできるよう考慮して、土間に繋げて設計しました。
その土間にご要望のあった暖炉を、リビングから見える場所におけるように配置しました。さらにリビングから暖炉と庭が同時にみえるように、南面は大きな開口を配置しました。そうすることで外とのつながりを感じることができます。
古い民家の構造を生かすことを念頭に置き、古い民家の構造を生かすことを念頭に置き梁と梁の間に木格子を取付のしその格子を壁まで連続してなるようにしています。
またインパクトのある空間になるように格子の間に店舗用の照明を設けています。
和室がリビングと隣接している為、リビングと一体で使用できるように、既存の欄間を野暮たくならないように極力余分な部材は付けずにすっきりみえる工夫をしています。
お住いの人数が多いためリビングとダイニングに分かれる場面を想定し、「ゆったりとしたリビング」と「食事を楽しむ」になんとなく仕切れるように、既存の構造柱も利用しつつ新規の柱を立てて格子としました。
キッチンとダイニングテーブルの使いやすい高さは違います。そこでキッチンの床を一段下げたオリジナル造作キッチンとダイニングテーブルを繋げて一体にする工夫をしています。そうすることでカウンターを広く大きくみせることが出来ます。
天板は防水性にも優れたモールテックスを採用。ダイニングキッチンが既存の間取りと排水給水の関係で北側に配置することになりました。天窓を北側の屋根に取付することにより、北側のダイニングキッチンは暗がりにならない工夫をしています。
外観は以前の建物の形を生かしながら、居室の窓は当社標準の半樹脂サッシPGに交換して温熱環境にも配慮しています。
また南側に大きな開口がある為、日射をコントロールする役割と雨の日でもリビングの窓を開けっぱなしできるように軒の深い庇を新設いたしました。外壁や樋は塗り替えをして一新しています。
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