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家づくり・現場の様子
2020年4月29日
こんにちは、建築管理部の藤間です。
以前のブログで、外壁(サイディング)の湿気の話をしましたが、 今回は、それに派生した話をしようと思います。
以前、サイディングと防水シートの間に胴縁を打って、その胴縁分の隙間を空気が通り 上部に設置された換気部材より空気が抜けることによって結露を防いでいる、 という話をさせていただきました。
実は、胴縁にもきちんと決められた寸法、決められた間隔、決められた方向があり、 施工しています。 胴縁の寸法は一般的には厚さ15㎜~18㎜、胴縁同士の間隔は455㎜以下、方向はサイディングの貼る方向により変わります。
サイディングが縦に貼られる場合は、胴縁は逆に横方向に施工していきます。
横方向に施工している胴縁
逆にサイディングが横に貼られる場合は、胴縁は縦方向に施工していきます。
縦方向に施工している胴縁
なぜサイディングの貼り方によって胴縁の施工方向も変わるかというと、胴縁は 通気の隙間を開ける役割のほかに、サイディングを貼る下地の役割もしているのです。 サイディング縦貼りの場合に、縦方向に胴縁があるとビスを打ち付けたい場所に下地がない! なんてことになってしまいます。 なので、サイディングの貼り方によって変えているのですね、
もっと言えば、開口部分に接するところは30㎜開けなければいけないとか、 横方向の胴縁の場合1800㎜程度の長さで、30㎜開けなければいけないなど、細かく決められています。
こうした、細かい施工方法一つ一つがとても大事だったりします。 施工方法を守ることにより、安全で、丈夫な家が建てられます。
我々建築管理部が、責任を持ってお客様の家、一軒一軒を管理しています。